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営業事務のキャリアプラン|5年後どうなってる?将来を描く3つのルートと必要なスキル

「営業事務として働いているけど、この先どうなるのかな…」
「5年後も同じ仕事を続けている自分を想像すると不安になる…」

営業事務という職種は、日々の業務に追われる一方で、将来のキャリアが描きにくいという声をよく耳にします。

昇進のチャンスが見えにくく、営業のように成果が数字で表れるわけでもない──

そんな立ち位置だからこそ、将来に漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、営業事務の経験をベースにした3つのキャリアプランの具体例と、それぞれに必要なスキル・今からできる準備について詳しく解説します。

「なんとなく働いてきた」から、「先を見据えて選ぶ」働き方へ。

未来に向けた一歩を、一緒に考えてみましょう。

目次

なぜ営業事務は「キャリアが見えにくい」と言われるのか?

営業事務の仕事は、会社や営業の“縁の下の力持ち”として欠かせない存在ですが、
その分、こんな悩みを抱えやすい仕事でもあります。

  • 成果が数字で評価されにくい
  • 昇進・昇格のルートが明確でない
  • 正社員・派遣など雇用形態によってキャリアの選択肢が狭まる
  • 周囲にロールモデルが少ない

結果として、「今の仕事を続けていても、この先どうなるかわからない」という不安に繋がってしまいます。

ですが実際には、営業事務から進めるキャリアルートは複数あります。

次章では、3つの代表的なパターンを紹介します。

営業事務のキャリアプラン|5年後に目指せる3つの道

① スペシャリスト型|業務効率化と専門スキルで“頼られる存在”に

営業事務の仕事を続けながら、スキルと経験を磨き、「この人がいないと現場が回らない」と思われる存在を目指すルートです。

▷ 目指せるポジション

  • ベテラン営業アシスタント
  • チーム内のリーダー格
  • 社内の業務改善担当

▷ 必要なスキル

  • Excel(VLOOKUP、ピボット、マクロ)
  • タスク管理・業務マニュアル作成
  • 他部署との調整力・業務設計力

▷ 5年後のイメージ

業務効率化のプロとして社内評価が高まり、働きやすい環境づくりの中心人物に
時短・柔軟勤務など、働き方を自分で選びやすくなる可能性もあります。


② キャリアチェンジ型|事務スキルをベースに“別職種へ転身”

営業事務の経験を活かして、より専門性の高い職種や他部門にキャリアチェンジする道です。

実際に、経理や総務、人事、営業企画などに転職・異動する人も少なくありません。

▷ 目指せる職種

  • 経理・会計サポート
  • 人事・総務・法務
  • 営業企画・マーケティング補助
  • カスタマーサポート・広報

▷ 必要なスキル

  • 簿記、秘書検定、FPなどの資格
  • 書類作成やプレゼン資料の作成力
  • ビジネスマナー・社外対応の経験

▷ 5年後のイメージ

事務職から一歩踏み出し、自分の適性に合った新しい職種でやりがいを感じながら働く未来
給与・待遇アップのチャンスも広がります。

③ マネジメント型|後輩育成・チーム管理を担うリーダーに

事務職の中でも、人をまとめるスキルや育成力を活かして、マネジメント側へ進むルートです。
人手不足が続く業界では、こうした人材が非常に重宝されます。

▷ 目指せるポジション

  • 事務チームリーダー
  • 部署内の業務統括担当
  • 新人教育・OJT担当

▷ 必要なスキル

  • 指示を出す側の視点・責任感
  • タスクの割り振りや進捗管理スキル
  • 報連相・問題解決力

▷ 5年後のイメージ

「頼れる先輩」として職場の中心的な存在に。
将来的には事務職の統括・管理ポジションを任される可能性も。


キャリアの幅を広げるために今からできる5つのこと

① 日々の仕事を「見える化」する

「自分がどんな仕事をしてきたか」「どんな改善をしたか」などをメモや日報に残しておくと、将来的な職務経歴書や自己PRに活用できます。

② 資格でスキルを証明する

事務職は資格がなくてもできますが、キャリアアップを目指すなら“見えるスキル”の証明が大切。

おすすめの資格:

  • MOS(Excel/Word)
  • 日商簿記2〜3級
  • 秘書検定2級
  • ビジネス実務マナー検定 など

合わせて読みたい➤営業事務におすすめの資格5選【なぜ資格が必要なのかも解説】 | 事務員のホンネ

③ 成果・改善提案を積極的にアウトプット

「効率が悪い」と感じたら改善提案をする、「新人が迷いそう」と思ったらマニュアルを作る──
こうした積み重ねが、次のキャリアにつながる武器になります。

④ 半年〜1年ごとに自分の棚卸しをする

「今の業務で成長できているか?」
「理想の働き方に近づいているか?」を定期的に見直すことで、
流されずに自分軸を持った選択ができるようになります。

⑤ 外の世界とつながっておく

転職サイトやSNS、勉強会、キャリア相談などを通じて、他の会社・業界・働き方を知ることは視野を広げるきっかけになります。

よくある質問Q&A

Q. 事務職って結局、出世できないのでは?

→ 出世=役職だけではありません。
スペシャリスト・マネージャー・キャリアチェンジなど、方向性によっては年収や裁量が増える可能性も十分あります。


Q. 派遣や契約社員でもキャリアを描ける?

→ もちろん可能です。
スキルや実績があれば、正社員登用や他社へのキャリアアップ転職の道もあります。
働き方の自由度も武器に変えられます。


まとめ|営業事務の5年後は、自分で描いていい

「営業事務に未来があるのか不安」──
そんな気持ちを持っている人はあなただけではありません。

でも、営業事務という仕事には、
✅ 業務改善で頼られるスペシャリストになる道
✅ 専門職へのキャリアチェンジ
✅ チームを支えるマネージャー職へのステップアップ

という、現実的かつ多様なキャリアパスが存在します。

大切なのは、与えられた仕事だけを淡々とこなすのではなく、
「この経験をどう活かしていくか」を考えながら働くこと。

5年後、あなたが「やってきてよかった」と思えるように。
今できることから、少しずつ動いていきましょう。

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この記事を書いた人

営業事務歴10年。「営業事務の発信をしている人あんまりいないよな・・・」という安易な考えのもと
【営業事務のあるある】や【営業事務の仕事術】について発信しています。

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